校長あいさつ

校長あいさつ         

                                                                                                                                                                                      福島県立橘高等学校 校長 菊池 直之

 福島県立橘高等学校は、明治30(1897)年に開校し、この間、福島高等女学校・福島女子高等学校と女子教育の伝統を引き継ぎながら、平成15(2003)年男女共学の橘高等学校と校名を変更し現在に至り、平成29年に創立120周年を迎えました。
 本校は、「自主・自律・自立」の精神を備え、知性に溢れ、学習意欲の高い生徒の育成を目指しております。生徒は自己実現のために、勉学に励むとともに、部活動や生徒会活動等にも全力で打ち込み、質の高い学びと優れた文化(たちばな文化)の創造に取り組んでおります。
 生徒の進路実績では、今春の卒業生は、国公立大学に本校で過去最高の196名が合格(東北大学・福島大学・筑波大学・千葉大学・東京学芸大学など)、私立大学に383名が合格(早稲田大学・明治大学・法政大学・中央大学など)するなど、多くの生徒が進路希望実現を果たしました。
 また、部活動では、弓道部・水泳部・山岳部が全国高等学校総合体育大会(インターハイ)に出場し、弓道部は女子団体で第3位になり技能優秀賞を受賞しました。文化部では、管弦楽部が日本学校合奏コンクール全国大会で銅賞に輝き、囲碁部が全国高等学校囲碁選手権大会等に出場するなど、多くの部活動が福島県大会で上位入賞を果たしています。
 今年度の重点努力目標には、永く受け継がれる本校の伝統と地域において果たす役割を踏まえ、「質の高い授業の創造」・「質の高い文化の創造」・「進路目標の実現」の3つを掲げております。高校教育を取り巻く状況は、今後ますます変化していくことと思いますが、「不易流行」の言葉のとおり伝統と文化を継承しながら、新しい時代に対応できる生徒の資質・能力を育み、常に社会から求められる高校となれるよう努力を続けてまいります。
 今後とも、皆さまの本校教育活動に対するご理解・ご協力、並びにご支援を賜りますようお願いいたします。

令和4年度 学校経営・運営ビジョン