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学校の風景(その7)                    

 常緑樹である「橘(たちばな)の木」は、1年を通じて葉が緑色であることや黄色い果実が比較的長い期間枝に残ることなどから、古来、繁栄を象徴する縁起の良い木とされてきました。本校では、大正14年(1925年)の「福島県立福島高等女学校」時代に、「おもひやる昔も遠き陸奥のしのぶの里に匂ふたちばな」の古歌にちなんで「橘」を校章に定めてから、生徒会機関誌「たちばな」とし文化祭「たちばな祭」と称して、橘の木・花・香り本校の象徴として長く慈しんできました。

 そして、平成15年(2003年)の男女共学化の際に、「橘の花」のように「いつも堂々としていて欲しい」「将来、自分の夢を大きく花開かせて欲しい」との願いを込めて、現在の「福島県立橘高等学校」に校名を変更しました。

 暖地性であり耐寒性が乏しく、自生は静岡県沼津市が北限とされる「橘の木」は、福島市周辺ではあまり目にすることができませんが、現在本校では、鉢植えの2本を見ることができます。「橘の木」は、春から夏に掛けては事務室前の庭に置かれていますが、例年冬期間は、寒さを避けて校舎内に避難をします。

 「橘の木」は、毎年小さな実をたくさん付けます。それらは、こんな姿をしています。